怪異学の技法/林羅山
![]() 「怪異学の技法」 東アジア恠異学会編 臨川書店 2003/11 [ Amazon ] [bk1] |
奇怪な事件が政治的な意味で解釈処理される。
目次:
1.京極夏彦「モノ化するコト—怪異と妖怪を巡る妄想」
※ [ 京極夏彦による”コトのモノ化”講釈 ]@豆腐小僧
2.山田雄司「怪異と穢との間—寛喜二年石清水八幡宮落骨事件」
五体揃っていない死体の「五体不具の穢」。
分類規定細分化されていく穢れ(ケガレ)、それにつれ形骸化形式化していく穢対処法。
3.黒川正剛「西欧近世における〈怪異〉—驚異と神について」
宗教改革による文化攪乱、博物学と異世界見聞録とオリエントの怪物たち、それらの規定の根幹にある世界観=神。
4.大江 篤「川原寺と怨霊—伊予親王の霊をめぐって」
5.徳永誓子「刑部僧正長厳の怨霊」
6.榎村寛之「平安宮の鬼と宮廷祭祀」
平安宮の特殊な機構に取り込まれていた「山人」の存在とその異形化。
7.佐伯智広「賀茂別宮と徳大寺家—家と怪異」
8.村上紀夫「『繁昌神社』考—洛中小社研究序説」
9.黒田 智「絵師としての小野篁」
10.梅沢 恵「熊野曼荼羅に顕れた雷電神」
礼殿(らいでん)が雷電(ライデン)に音が通じるところからカミナリの神と混淆してしまったらしい金剛童子@熊野曼陀羅の系譜調査。
太鼓を金剛杵で叩くとゆー無理矢理なところがミョーにキャラ的にかわいい。
11.田中貴子「『異形賀茂祭図巻』と『百鬼夜行絵巻』」
12.米津江里「近世書物に見える胎児観—女性用書物を中心に」
江戸時代の胎児観。
初期胎児は仏具の姿、後期〜臨月前まで胎児は頭を上にして腹の中にいる、臨月になったら突如頭が下になるんだよ、そんな図版本が普通に流通していた。
世界各地の胎児観と比較列挙するとより面白そう。
『訃報:米津江里』
13.堤 邦彦「生首をいとおしむ女—偏愛奇談の時代」
「空穂船(うつぼぶね)」ってこういう船のことを指す言葉だったの!?
間男の生首と磔の不倫女の流刑船、補陀洛浄土(ほだらくじょうど)みたいな。
エグエグ。
執念の蛇化、怨恨や色事執着の表現に仏教用語が流用されるようになったこと、いろいろ興味深い主題なのだが、末尾の阿伝や出会い系サイトのくだりは残念ながら余計な感じ 13.。
14.木場貴俊「林羅山と怪異」
14.※
[ 林羅山 ] 市民のための丸山真男ホ−ムペ−ジ
[ 林羅山 ] 旅研
> [ 林羅山に関する蘊蓄 ]@陰摩羅鬼の瑕
[ 東アジア恠異学会 ]
第十一回研究会 木場貴俊氏報告: 「近世怪異をめぐる一考察 儒仏関係から」
木場貴俊「うぶめの系譜 描かれたうぶめ」(所収: [ 角川書店『怪』14号 ])
[ 木場貴俊/ウブメとわたし ] 白澤楼
16.太田 出「関帝廟という装置—関聖帝君の顕聖との関わりを中心に」
15.西山 克「物言う墓」
17.戸田靖久「安史の乱異聞」
墓の鳴動、石が鳴る石言(石鼓)と軍鼓の関係、 [ ボウ人の銅鼓 ]を想起させられるが…。
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