ゲームやメディアの影響研究
1. テレビは子どもの創造力を奪う。
2. 暴力表現を含むメディアは特に想像力を奪う。
3. 社会的適応性に関してはテレビゲームは悪影響を与えないようである。
![]() 「メディアと人間の発達 テレビ テレビゲーム インターネット そしてロボットの心理的影響」 坂元章・編 学文社 2003/12 [ Amazon ] [bk1] |
十数名の研究者による各種論文をおさめた本。
第一部 テレビの影響
第二部 テレビゲームの影響
第三部 インターネットの影響
第四部 ロボットの影響
第五部 メディア人間発達学の構築に向けて
という章立て。
冒頭の「1.」に関しては、特にビジュアル的想像力がフタをされるというか、デザイン形状が刷り込まれてしまうようで。どうせなら小説とマンガの比較も併記してほしかったところ。
で、当該書の中、安藤玲子氏による「テレビゲームは、脳の発達に悪影響を及ぼすか」と題されたコラムが収録されている。
俎上にのぼるのは定番どころの
●川島隆太氏の研究
● 森昭夫氏の「ゲーム脳の恐怖」(2002年度のトンデモ認定書)
p.127
テレビゲームに熱中する子どもの姿に、親や世間が漠然と不安感を抱いており、子どものテレビゲーム使用を抑える理由を捜していたことが、このような反響を呼んだ背景にあると考えられる
で、脳研究と発達研究を安直に短絡させるような言説にはくみしないようクギは刺してある。
ゲームの功罪に限らず、この本にはさまざまなデータや研究例が挙がっている。
この手の論争で一言言いたがりなお方は目を通しておくと吉。

ついでに、以下関連過去記事。
暴力シーンの悪影響:
暴力シーンの視聴は子どもの素行を悪くする
2004/03 ★ EurekAlert Report shows 'unequivocal evidence' that media violence has significant negative impact on children
子どもとテレビゲーム 暴力シーンがあおる攻撃的行動
2003/11 ▼日本語記事 ★ 読売
児童の暴力的番組視聴と成長後の攻撃性の連関
2003/03 ★ EurekAlert Childhood exposure to media violence predicts young adult aggressive behavior
メディアの暴力描写と子どもの素行に関連性=米研究
2002/08 ★ Yahoo! News Study Links Media Violence with Mean Kids
テレビと乳幼児:
赤んぼう時 TV見れば 注意力 障害危険 増加
2004/04 ▲韓国語和訳 ★ 中央日報(Naver経由)
2歳児までテレビ我慢を 母親7割「授乳中にも視聴」
日本小児科医会が提言 言葉発達に悪影響、親と視線合わさず
2004/02 ▲日本語記事 ★ 毎日新聞
テレビゲームによる訓練:
2004/02 ★ University of Toronto Virtual play boots disabled children's self-image
パソコンゲームで恐怖症を治療
2003/10 ▼日本語記事 ★ ワイアードジャパン
2003/10 ★ New Scientist Computer games can treat phobias
パソコンゲームで言語能力アップ
2003/08 ★ New Scientist Computer game boosts children's' language skills
アクションゲームで視覚能力が向上
2003/06 ▼日本語記事 ★ ワイアードジャパン
暴力シーン、エッチシーンはスポンサーの敵:
暴力やエロシーン、CMの効果を損ないます
2003/08 ★ EurekAlert Sexy, violent TV shows reduce recall of ad brands
スポンサーさんご注意を
番組が性的・暴力的だとテレビコマーシャルは記憶されにくい
2001/06 ★ Iowa State University of Science and Technology SEX AND VIOLENCE ERASES TV ADVERTISING'S IMPACT: ISU STUDY
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と押してみるもよし情報庫: 「テレビゲームやメディアの影響は?」
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