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2004.05.06

学際は一代限り?跡継ぎ無し?

ナワバリが妨害している「学際的」研究の進展
 学際プロジェクトはたいがい創設者が元気な間だけしか続かない
2002/03 BioMedNet News Interdisciplinary? Often not what it seems, say observers

 残念ながら 元の記事はウェブ上からは消えているようだ。

 生命科学における学際的なプロジェクトはその創立者が元気な間だけしかもちはしない。
 学際的研究を促進するために政府が巨額の助成金を出そうとも、資金獲得の縄張り争いや競争が、トップクラスの科学者たちが学際研究に結集参加するのを妨げる。
 「学際」と名が付くプロジェクトがあったとしても、自分野だけでしか通じないウチワ向け専門用語を平気で使うわ、異分野の専門誌には目を通そうとはしないわ、どうにも見かけ倒しが多くてさ。

 いろいろな分野をつないで新しい展開を作ろうとする学際。
 跡を継いでくれるものが得にくい学際。
 異分野との交渉連絡よりは、自分のフィールドと自分の業績護持を最優先するように絶えず作用する環境と研究者の性向力学。

 あなた@専門分野はヨソの分野の人が何をやっているか見てみようとしたことはありますか? ヨソの分野の人とうまく語り合えますか?

挿画

 で、 上の記事は2年前のものだけれど、日本はどうなんだろうな。
 21世紀COEプログラム とやらは学際とは関係ない企画なのかな。

 学際&メディア、 「ティッピング・ポイント」 を連想するけど
  情報通=メイヴン
  複数分野のコネ持ち=コネクター
  説得広報上手=セールスマン
  新奇好き冒険者=イノヴェーター
  一般ウケ用に変換する=翻訳者
からすると、音頭取りがコネクターだけでも、メイヴンだけでも、効果はさほど期待できないだろうし。
 とかく徒労とされがちな学際活動でも、これらパーツをうまく取りそろえ組んでおくなら、意外な成果を生み出すことが可能になるかもしれない。意識的にやらないと、ほっとけば異分野間交渉のしんどさに後向いて自分野内に引きこもるばかりだし。

 → 「バイオ屋と人類学屋の壁」


へぇボタン:へぇ〜 と押してみるもよし

情報庫: 科学と社会

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