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2004.06.29

鳥の不思議と雑学トリビア

鳥の研究入門、好対照2冊。

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「鳥の生命の不思議」  アドルフ・ポルトマン著 どうぶつ社 2003/10(1984)
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「鳥の雑学事典 おもしろくてためになる」  山階鳥類研究所著 日本実業出版社 2004/02
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 鳥という存在をじっくり知りたいなら「鳥の生命の不思議」
 鳥ネタのトリビアを手軽につまんでおきたいなら「鳥の雑学事典」
 どちらも好著。

挿画

「鳥の生命の不思議」
 以下は「鳥の雑学事典」ではさらっと流されているが、「鳥の生命の不思議」 では詳しく記されている。
  ・鳥の羽の構造とその妙 羽毛の色の妙
    青い色素が無くてもティンダル現象で発生する鮮やかな青、緑
    羽毛の発生の機序 発達の過程
  ・鳥の体内構造の妙、排泄機構・呼吸器の妙
  ・鳥の体温調節
  ・鳥の進化の妙
  ・卵の構造
そのほか、親子関係、ホルモンによる羽毛の変化、季節変化と鳥の行動、丁寧にじっくりわかりやすく鳥という生き物の不思議さ精妙さを紹介。
 これ見ておくと鳥の見方が変わるでしょう。

挿画

「鳥の雑学事典」

 こちらのほうは、浅く広くで見方が変わるとまでは行かない雑多さな感じ。
 いいかげんなことが書いてあるというわけではないけれど、最初から最後まで記述が浅いので知識はついても知恵はつかないかなぁ、という感じ。
 アホウドリの話とか、いろいろ社交上使えそうなコネタはふんだん。
 でも、ひなが孵化するとき、使うのはくちばし(とその卵歯)としてほかの例(「鳥の生命の不思議」では足で(?)カラを割るヒナもとのこと)ははしょってあったりして、どうも物足りない。手軽なことは手軽な本だが。

 なお、足環のついた野鳥をゲットした場合は(弱っているのを保護したり死骸を見つけたり捕獲してナンバーだけ確認したり等々)、 しかるべき機関に連絡するべきなのだそうです。
 一般市民からの連絡により、スズメって1000kmも軽く旅行しちゃえる鳥だったんだ!とか新事実がどんどん明らかになっていくとのこと。
 あなたの庭先のスズメ、名古屋から来たのかな?それとも仙台から?

挿画

ついでに。ペンギンの子育てはこの本が面白かった。↓

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「良い父親、悪い父親:動物行動学から見た父性」

 ジェフリー・M.マッソン著
 河出書房新社 2000年

 飲まず食わずで子供を守り抜くけなげなペンギンのお父さん!@極寒の南極

絶滅したドードーのお話ならこれ↓

「ドードーの歌:美しい世界の島々からの警鐘」上巻  下巻
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 ディヴィッド・クォメン著 河出書房新社 1997(原書1996)
 現に観察される進化現象・生態地理学的現象・種の絶滅を、島という生態系を中心に豊富に紹介 濃いわりに気軽に読めておすすめ

鳥の進化の妙にはこれもオススメ↓

文庫本cover
「フィンチの嘴—ガラパゴスで起きている種の変貌 」

 ジョナサン ワイナー著 早川書房  (2001/11)


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情報庫: 動物



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