物理学者という人種
「ヴェールをとる科学:科学と女性性」
L・J・シェパード著
誠信書房 1997
(原書:1993/ Lifting The Veil _ The Feminine Face Of Science)
[ Amazon ] [bk1]
p.152
科学が階層化されている:学問にステータスの順位がある
理論物理学者
┗物理学者
┗化学者
┗生物学者
┗心理学者
┗社会科学者
とか、 分子生物学者>生理学者 とか
「理論的」あるいは「基礎」研究をするほうが、「応用」研究より”ステータス・地位”が高い。
なんで学問にステータスがあるんだろうねぇ…。
科学者は科学研究だけじゃなくて地位の張り合いもやるわけ?
「人の心を癒さない」学問のほうがステータスが高いわけだ。これって…。
[[ 2007/06追記
『「諸科学の王」物理学』という表現さえ巷には見られる ]]
で、そのステータスのトップにあたる「物理学者」という人種は、人類学者のトラウィークさんの研究では、
「ヴェールをとる科学」 (p.121)
●合理性、客観性を尊び、主観的なことは排除、蔑む
●合理性、客観性を尊び、主観的なことは排除、
蔑むような物理学者であることに優越感を持ち、
主観的な物言いをする人を攻撃する
●自分自身の動機や行動に偏りがないかどうかを省みない
●社会的に変人で自己中心的であることを気にしない
変人で自己中心的であることが、物理学者だというプライドに直結している
●他人とうまくやることさえ”科学者らしからぬこと”とみなす傾向がある
…なんかすごいこと言われてます。 でも、思い当たることもなきにしもあらず。
●男性ホルモンは”攻撃性の高い人”を作る
●男性ホルモンは”脳の物理・数理能力の高い人”を作る →脳力の性差
のだとすれば、「アンドロゲン(男性ホルモン)のせいで」物理・数理屋さんタイプになった人は「同時に」攻撃好き&思いやり不足になる、という図も描ける気がするね。
見栄っ張りで傲慢 = 物理・数理が得意?
「男の地位嗜好の強さと物理・数理嗜好の強さ」の相乗効果が、「物理学者さまがトップだ」ステータス志向を生み出している?
また、人間は、周囲の文化環境:対人パターンに影響されやすい(転居先の近所づきあいに3ヶ月で染まるとか、行動療法・認知的不協和 などで人はけっこう簡単に変わるもの)こともあるので、物理・数理系の職場にいる人間は、アンドロゲン由来の性質を強く持つ周囲の人間の言動に影響され染まってしまうことも考えられる。
これが「偏見だ」と物理学者さんが思うのであれば、この偏見を助長しないような言動をお選びになるとよろしいかも。

以上、前世紀にこしらえた文面の再録です。
当時に比べると、トンデモ傲慢な物言いをする学者は減ってきているような気がする。
ネットの普及で皆さん少しセンスアップしたのかな。

追記2007/07
科学者が不信心者なのは、科学のせいではございません 〜"Religion Among Academic Scientists" (RAAS)
科学が不信心にさせるのではなく、宗教に縁が薄い者が自由を感じるのが科学
2007/07 PhysOrg Scientists May Not Be Very Religious, but Science May Not Be to Blame
トップレベルの大学ほど、科学教授はより宗教的でない
信心圧力が強くない出身である場合、おのずから科学方面を選ぶのではないか
科学者は子だくさんなほど、信仰に親和的(子がない科学者ほど無神論的?>ピンカー)
若い科学者は、先輩世代よりけっこう神を信じて宗教的活動をやっている
その分野に進むと**な人間になるのか、それとも**な人間がその分野に集まるのか。
実際は、両者の相乗作用が働いている。
へぇボタン:へぇ〜
と押してみるもよし
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