トンデモのパターンと対処法
悪い発信方法、ひとさまから「あんたはおかしい」と言われがちな人の発信にみられる症状について、以下、参考までに…(学術系ネットでの例です)
●研究に従事していないアマチュアや孤立研究者からの突然の「見て、私のすごい理論」発表。
- 自分は特別もしくは独自の視点の持ち主だと考える。
- 説明を回避する傾向がある。
- 理解されないのは他の参加者が理解力不足だからだと考える。 ブーイングされても、自分の説得力不足や発信手法の下手さのせいだとは思わない。
- 論拠とする研究や議論の多くが時代遅れのもの、引用はあまり信頼性のない文献からだったり、つごうよく曲解して用いたり。
- 証明不能(なかば信仰)で、論の立て方に飛躍があったり首尾一貫していなかったりする。
- 難解な専門用語、自分が勝手にこしらえた用語、自分流に解釈した用語を使って書きがち、ひとりよがり。
- 批判慣れしていなくうまく反論できない。その場しのぎの言い訳をしてよけいドツボに陥ったりする。
●批判の心得
- 批判は100%正確であることを心がけよ。
頭に血が上ったまま間違った部分を含む反論をしてしまい、そこからいきおい論点がずれてしまって延々収拾がつかずもめることがある。
反論や、感情的な投稿は、1〜2日おいて充分推敲してからゆっくり発信すべし。 - どうもトンデモ寄りに見える人が既存の文献を引用しだしたときには、有名な文献であっても威光暗示(偉いものだから確かだろう暗示)に屈せず、引用の正確さを検証してみること。つごうのいいところだけつまんだような引用や歪曲がされていることがある。
- トンデモ寄りに見える人が出してきた証拠は信頼できるものなのか検証すること。具体的にはどういう状況下で得られた証拠なのか。原因はほかには考えられなかったのか。検証不十分な証拠は却下する。
- 再起不能なほど打ちのめせばいいというものでもない。
別のものの見方、別のよりよい方法の取り方を示し、選択肢を差し出すこと。
以上、下記よりアレンジ。
『きわどい科学:ウソとマコトの境域をさぐる』
マイケル・W・フリードランダー著
白揚社 1997
(原書:1995 / At the Fringes of Science)p.323〜357あたり ラングミュア、マリオ・ブンゲ、マーティン・ガードナー、マイケル・W・フリードランダー各氏の疑似科学の特徴、擬似科学対処マニュアル

この項、前世紀にこしらえた文面の再録です。
当時に比べると、学術系トンデモさんが目立つ例は減ってきているようで。
ネットの普及で皆さん少しセンスアップしたのかな。
なお、トンデモさんは
●他人の意見をうまく解釈できない
●自分の立場を客観的に把握するのが下手
●他者が共有している意味世界では自分は救われないと感じている
ゆえに、チガウ理論に固執しているわけで、そこをわかってやらないと対処する側は徒労を重ねるばかり。
彼の主張は「自己救済の一種」。
そう考えるとおのずと対処側の手法も上手になるのでは。
へぇボタン:へぇ〜
と押してみるもよし参照: 認知的不協和理論
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» 「ゲーム脳」とマスコミと営利主義と大学とトンデモ [社会分析的ブログ]
いつもながら論点多くて申しわけない。みんなつながった問題だと思うので。 シラバス... [続きを読む]
受信: 2005.02.18 15:26







コメント
まあね、トンデモさんが居られるということは、
言論の自由があり、他人に安易に追従しない人がいるということであり、
多様性が容認されているということであり、
自分探しができる世の中だということであり、
人それぞれさまざまな夢を描けるということであり、
中にはもしかしたらマジに新しいパラダイムを拓いてくれる希有な存在もあるだろうし、
ひどい迷惑でなければ、お互いそれぞれに良い方向をめざしましょうよと。
ごめんね、変な呪をかけて。
時代の不幸・時代のくびきってのもあるしさ。
投稿 あまさき | 2005.02.18 16:03
普段のネットの掲示板などでの自分の言動を振り返ると
上記の条件に当てはまる事が多いような気がして
どきっとしました。
気をつけよう・・。
投稿 hatene | 2005.03.02 11:11
元文は、もめてごちゃごちゃになっている、もしくはなりそうな展開を見かけたときに「これ読んでみ」と投げて諸氏に冷静になってもらう、冷や水用の文章でしたから。(^_^;)
トンデモに関わらず、何かムキになったときにもこれ思い出して自戒してみたりね。
投稿 雨崎良未 | 2005.03.02 20:05