« 新書アフリカ史 | トップページ | 宙に浮く生命倫理 科学史と相対主義 »

2004.09.18

男色や強姦と地方色 そしてとんまつり

covercovercover
集英社文庫「とんまつりJAPAN 日本全国とんまな祭りガイド」  みうらじゅん著; 集英社; 552円 2004/07 旧版単行本/2000年
 [ Amazon ] [bk1]
「男色の民俗学」  礫川全次編 歴史民俗学資料叢書 批評社 2003/12
 [ Amazon ] [bk1]

「とんまつり」はみうらじゅん的にとんま&おまぬけな日本の祭の見聞記。

 由来来歴と文化慣習の基盤をすっぽり欠落してしまうと、いかなるおごそかな神事もこんなにマヌーになってしまうものなのか…って以前のレベルにすごいまぬけなお祭りまで記載されているが。
 間抜けな 着ぐるみカエルさんが「ずりずり」と「跳ね回る」イベントがメインだというお祭りや、神主が尻を左右に動かす所作が見所(???)だという神事、マタラ神の 牛祭までもがおまぬけ扱いの上、多数の中、印象バツグンなのはやはりエロ系とんまつり群。
  舞台でまぐわう男女の所作に釘付けになる参拝者たち、巨大なマラを担いで練り歩き 奉納する祭、オナニーの公開実演で豊穣を祈願する 「つぶろさし」
 豊穣を祈る共感呪術、そして、

▲アンカー 何かを求めるときに「やれることがある」と救われる人間。
 「やれることがない」と希望が絶え人間は逼塞する。
 不幸を避けるためにやれること、死を避けるためにやれること、死なせないためにできること、効き目があるかないかよりもやれることがあるかないかのほうが、人間の心的には重要だったりする。
 効率だけで否定するな。
 世はもっと複雑なり。

 で、この本、多数収録されている写真が白黒で解像度が悪いってのが残念至極。
 …解像度のいいカラーだったら発禁になるとか???

●●●小玉7●●●

「男色の民俗学」 は過去日本の男性同性愛様に見える行動様式にまつわる種々文献資料を収録してある。

 冒頭の解説の中、国内でも地方によって強姦や同性愛についての倫理感覚が大きく違っているらしい旨の指摘が。これ「へぇ〜」度高め。
 **の***市では「市内ではホモセクハラが、村方ではセクハラ(レイプ)が容認される雰囲気があったらしい」p.24というこの見解、スーパーフリー事件のことを【「集団レイプする人はまだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか」と発言した】誰かさんのあの騒ぎ、これはまさに発言者の地元***市での講演会であったゆえの発言だとの推察で相互補強されている。

 エロ系祭の健在さとセクハラ感覚の分布が、地方によってどう相関しどう異なるか、 下世話に調べてみるのも一興かもしれない

●●●小玉7●●●

 あああ…
 異国の人に「東京と川崎の位置関係」を教えなきゃならなくて地図を検索してみたら、いきなり こんなのがヒットするってかぁ (^_^;)
 川崎大師のこれって”世界的に”有名なんですか?

 …別な地図さがさなきゃ。


へぇボタン:へぇ〜 と押してみるもよし



|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/863/1460347

この記事へのトラックバック一覧です: 男色や強姦と地方色 そしてとんまつり:

コメント

コメントを書く