クローンペット クローン猫
クローンにゃんこ関係の資料置き場。
各記事については日付にご注意を。
クローン猫もラインアップしたキャット・ショー
2004/10 ★ Cloning a Bad Idea New York Times
2004/08 共同通信 新手法でクローン猫誕生 2匹、米企業が発表
2004/08 ★ Refined cloning gets whisker-close New process brings 'startling' results USA TODAY
2004/08 ★ $10 million Bengal kittens pave way for pet cloning San Francisco Chronicle
Spunky 8-week-olds are offspring of Sausalito company
2004/04 共同通信 クローン猫、世界初販売 米企業、ビジネスに批判も
五名様ご成約
2004/04 ★ Here, kitty-kitty-kitty-kitty San Francisco Chronicle
Sausalito firm offers clones for $50,000, signs up 5 cat owners
クローンキャット、フランケンシュテねこ
2004/04 ★ Hello Kitty or Frankenpet? San Francisco Chronicle
クローンネコのお値段は5万ドル
クローンとは何かを充分ご掌握されてから注文下さいませ
2004/04 ★ Carbon kitty's $50,000 price tag BBC News
あなたのネコちゃんをクローンしてさしあげますよ ペットクローン会社、営業開始
2004/03 ★ Cat Cloning Offered to Pet Owners National Geographic
そして今月の報道
2004/12 【日本語記事】 愛猫のクローンの値段は? ワイアードジャパン2004/12 朝日新聞 5万ドルでクローン猫 米でペットの「コピー」販売
2004/12 cnn.co.jp 「愛猫そっくり」 米企業、クローン猫を5万ドルで販売2004/12 毎日新聞 クローンネコ:米企業が5万ドルで「注文生産」−−ペット亡くした人の依頼受け
2004/12 毎日新聞 クローン・ネコ:米ベンチャー企業が注文受け誕生、販売
2004/12 New Scientist First cloned pet revives ethical debate
2004/12 BBC News Pet kitten cloned for Christmas
2004/12 Los Angeles Times $50,000 Cloned Kitten Truly Isn't One of a Kind
ペットのクローンでひともうけ。米国企業が推進の先頭。
こうして報道されるたびに、クローン企業の宣伝になっているわけで。
「執着対象がいつまでも自分の元に存在して欲しい」という人間の執着欲に呼応して発生する、生体操作商売の一種。
ペットのクローンに筋違いな幻想を抱く人々
2004/08 ★ Los Angeles Times Rover Is Not Replaceable -- Forget Cloning
問題は、ヒトクローンに極めて近しい種類のものをはらんでいる。
なぜ「クローン」を欲しがるのか。
それも亡き者のクローンを欲しがる場合。
自分のためにクローンを作るんですよね。
クローン個体のためではなく。
自分の思いを解消する対象が欲しいから。
後悔、執着、物欲、贖罪、それらの思いが、クローン欲を形成する。
後悔、執着、物欲、贖罪、それらの個人の思いを投影するために、故人の複製としてクローンを欲する。
たといクローンが元と同一存在であったとしても、思いの押しつけはクローンされたものにとって迷惑なことはないか。
もとよりクローンは元とは別な存在なのだが、それを踏まえてもクローンを欲しがる、自分の心のために欲しがる、そういう人は存在する。
人工受精で生まれた子は、「望まれて生まれた」ぶん、高額な人工受精費用をまかなえる親から生まれるぶん、自然妊娠の子より恵まれた環境で育つ率が高いとのこと。
環境的には恵まれるだろう、クローンも。
過剰な複製妄想が悪影響をおよぼさないのであれば。
できたクローンが、複製っぽくなかった場合、それは失敗ですか?
全然予想した性質に生まれなくても、あなたはクローンを愛してくれますか?
元と似ていなければクローンである意味がない?
逆に言えば、似てさえいればクローンでなくてもいい?
それとも遺伝子さえ同じであればどんなのでも代用になる?
…結局あなたはクローンに何を期待している?
実際問題、妊娠条件や成育過程で、結果がかなり「全然複製じゃないじゃん」なことになったりしている。
動物の毛色は「遺伝子が同じでも胎内条件で毛色が違う個体ができる」ことがネズミ実験でも確認されている。
いったいどこが「そっくり」なの?
クローンネコ、毛色も性格も全然違ってます
2003/01 ★ Cloned Cat Proving Some Cloning Fears Overblown Betterhumans
2003/01 ★ Pet Lovers: Fancy a Cat Clone? Wired
2003/01 cnn.co.jp 1歳になったネコのクローン、性質は「親」と大違い
2003/01 【日本語記事】 ★クローン猫、外見も性格もオリジナルとは「別の猫」 ワイアードジャパン
また、ネコに於いては幼いときの特定の時期に形成が大きく左右される感覚や性格があることが確認されている。
生育過程に接した刺激によって、成長が異なってくる。
遺伝子が同じならすべて同じ、というわけには全然行かないのである。
自分が愛したものを複製する、という「思い」の問題ではなく、ブリーダー視点となると、またクローン商売の様相も違ってくる。
ウマはクローンしないでくれ
2004/05 ★ Expert fights horse cloning ban BBC News
現状では、クローンにかかる費用は「個人的な過剰な思い」がないかぎり、猫や犬程度のシロモノではブリーディング商売としては成り立たない高額。
それでもウマ・競走馬あたりの話になると、それこそ左右できる金額は億単位。血統が良くてできの良いクローンが可能だとしたら、巨額を投じてウマクローンしても充分ペイしてしまえる世界なのかもしれない。
2003/04 朝日新聞 ペットの体細胞を冷凍保存 山口大元教授らが起業
2003/04 共同通信 ペット細胞保存で起業 クローン化も、元教授ら
なお、クローン猫初成功の「報道」は2002年の2月。
その時点ですでになんぼか成長した子猫だった。
名前はC.C.。(コピー・キャットの略)
昨日今日クローン猫が成功したわけではないので、クローン猫報道があるたんびに、いちいち「ネコでも成功したのか!」と驚かないように。
クローン猫登場!
2002/02 ★ Texas researchers clone cat BBC News
2002/02 ★ First pet clone is a cat BBC News
2002/02 ★ Cloning scientists breed 'copy-cat' Ananova
そっくりじゃないけど一応クローンにゃんこ
2002/02 ★ First cloned kitten - but it's not an exact copycat Guardian
2002/02 読売新聞 クローン猫誕生 ペットで初成功@アメリカ
初代クローンネコのC.C.は、その後りっぱなでかネコに成長して、今も元気にレーザーポインターの光にじゃれているんだと思う。
クローンペット商売として企業は、当然イヌのクローンも視野に入れているのだが、意外とイヌのほうがいろいろ技術的にクローンが難しいとのこと。
イヌのクローンプロジェクト、主役老犬の死に間に合わず
ネコは去年成功したけどイヌは今のところ失敗続きで…
2002/07 ★ Dog's Owners Are Throwing Late 'Missy' A Clone Washington Post

ついでに。
![]() 岩波講座 科学/技術と人間 第9巻 思想としての科学/技術 1999 |
思想としての科学/技術 科学/技術と生活空間 by 村上陽一郎
p.17-18
欲望の開発
二〇世紀前半に欧米や近代化に踏み切った地域では、技術が、一般の生活者の生活のスタイルを変えたばかりではなく、欲望や希求の在り方を根本的に変えたという点が浮かび上がってくる。
このパターンは、やがて、「需要」は、生活者の間に存在するものではなくなり、生活者の間に潜在的に眠っているものになった。したがって、供給する側が、宣伝、広告などあらゆる手段を使って、その眠りを覚まさせることもまた、正当視されるようになった。今日では、さらに本来的には生活者のなかに、存在してもいないし、また眠ってもいないような、つまり無の需要状態のなかにさえ、供給する側が無理矢理に需要をつくり出すことさえ、不当とは見なされなくなった。
こうして、生活者は、自ら生きる生活空間において、持つことを禁じられていた欲望を解放したばかりではなく、これまでに持とうとは思わなかったような(つまり眠っていた)欲望をも充足する機会を与えられ、さらには、持つはずもなかった欲望まで開発されて、その充足を求めるようになった。
人間は人間どうし欲の煽りあいを始めてしまった。
鏡の中の欲望。
欲望のモトを省みない欲望充足願望屋さん を思い出す。
他の動物のクローンについては 「こんなにクローン簡単年表」
クローンにまつわる種々の問題や報道などはこちら
●情報庫: クローン、遺伝子操作 人と動物、動物愛護

追記;
「クローン猫」商売のその後、
・遺伝子が全く同じのクローンでも、元のネコとは姿も性格も全然違うネコができてしまう。
・顧客はがっくり。 企業側は値下げに踏み切る。
・依頼が減る上に、倫理問題で世間からの風当たりも強く。
・ついには、ペイしないため、販売開始から2年半で、廃業へ。
2005/02 毎日新聞 クローンネコ: 米企業、顧客拡大へ340万円に値下げクローンネコという恐怖
2005/05 FuturePundit: Californian Legislator Fearing Franken-Kitty Wants To Ban Pet Cloning2005/08 共同通信 クローン猫同士の繁殖成功 絶滅危惧種保存に可能性
アフリカヤマネコ@オーデュボン絶滅危惧種研究センター
2005/08 BBC News First kittens for cloned wildcats2006/10 朝日新聞 クローン猫売れず、廃業へ 米企業「毛の模様が違う」
ジェネティック・セービングス・アンド・クローン
お客の「死んだネコと同じネコが欲しい」その思いは「同じ遺伝子のネコが欲しい」ではなかった。
「同じ遺伝子」であっても「見た目も性格も違う」のでは、それは市井の人間にとっては無意味なのだった。
そんな、たいへんなさけな〜いオチに終わったネコクローン。
へぇボタン:へぇ〜
と押してみるもよし
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» クローンにも生きる権利を [正己の異論・反論]
『EP : end-point 科学に佇む心と体: クローンペット クローン猫』を読んで
http://am.tea-nifty.com/ep/2004/1... [続きを読む]
受信: 2004.12.25 20:54
» クローン猫リトルニッキーその後 [ニュース - simaboke.jpn.org]
「かわいがっていた猫を亡くした愛猫家の女性の注文で、米国の会社が体細胞クローン技術を使ってクローン猫を誕生させ、配達していたことが22日明らかになった。ペット商... [続きを読む]
受信: 2004.12.31 20:14







コメント
最近のガキどもが信じている、死んでも生き返る、という勘違いが加速しますね。
投稿 なけなけな | 2004.12.25 14:35
「クローンに対する差別」を想像し心配している人へ。
追記しておく。
人工受精技術と「人工受精児(試験管ベビー)」が登場したときに、同様な論議「試験管ベビーに対する差別が恐い」云々があったことに留意せよ。
試験管ベビーとクローンは、どこが同じ展開になりどこがどう違う部分になるのか、ここを比較検討しておくと、より現実的な「心配」ができるだろう。
投稿 雨崎良未 | 2004.12.26 20:36
ペットのクローン屋さんってもうかるの?
2005/01 The Scientist Cloning for Profit
投稿 amasaki | 2005.02.09 21:00